この記事を読んで頂ければ
国内旅行業務取扱管理者がなぜ役に立たないと言われているのか
国内旅行業務取扱管理者を取得するメリットは何か?
が解決します。
今回は、国内旅行業務取扱管理者が役に立たないといわれてしまう理由と取得するメリットについて解説します。
もくじ
国内旅行業務取扱管理者が役に立たないといわれる理由
新卒のみ有利になる資格だと思われている
国内旅行業務取扱管理者は総合旅行業務取扱管理者・地域限定業務取扱管理者と合わせて旅行業の唯一の国家資格になります。
旅行業界の就職活動において企業にアピールできる資格の為、受験者の割合についても学生が多いです。
<令和5年度 国内旅行業務取扱管理者の職業区分>
職業区分 受験申込者 男(人) 女(人) 合計(人) 割合(%) ①旅 行 業 504 584 1,088 10.3% ②運 送 業 388 96 484 4.6% ③宿 泊 業 196 160 356 3.4% ④観 光 業 185 137 322 3.1% ⑤会 社 員 1,860 1,118 2,978 28.3% ⑥学 生 2,152 1,949 4,101 39.0% ⑦無職、その他 571 615 1,186 11.3% 計 5,856 4,659 10,515 100.0% 引用:ANTA 全国旅行業協会
そのため、学生の内に取得するのが有利であって新卒の就職活動にしか役に立たないというイメージを持たれてしまいがちです。
旅行業界の仕事以外に役に立たない
旅行業の資格の為、旅行業界の仕事以外には役に立たないというイメージです。
理由として業法・約款などの分野は、お客様と旅行契約を結ぶ際に必要な知識や旅行業を開始する際に守らなくてはいけない手続きなどが範囲として出題されます。
運賃計算や観光地理に関しても、旅行ツアーを組む際の観光案内やチケット手配などの知識という事で旅行に特化した内容です。
こうした知識であることから国内旅行業務取扱管理者は旅行業界の仕事以外に役に立たないというイメージがあります
国内旅行業務取扱管理者を取得するメリット
ここからは国内旅行業務取扱管理者は本当に就職や旅行業以外に取得するメリットについて挙げています。
転職やキャリアアップにも有利
国内旅行業務取扱管理者は新卒の就職だけでなく転職やキャリアアップにも有利です。
国内旅行業務取扱管理者は、総合旅行業務取扱管理者・地域限定業務取扱管理者と合わせて営業所には必ず1人いなくてはいけない資格になります。
簡単にいうと資格を持つ人がいないとお客様と契約ができないという資格なので、どうしても企業としては必要です。
旅行業界に転職を考えている。キャリアアップしたいという人にとっては、あって損はない資格です。
また、旅行業界以外の企業でもアピールできる方法はあります。
資格は履歴書においてアピールできる為、国家資格を合格したというアドバンテージになるので「資格取得をするまでに頑張った経緯」を面接で伝えることが自身をアピールするポイントになります。
ただ旅行業界以外の企業では、「なぜ取得しようと思ったのか」など相手が疑問に思いそうな部分は質疑応答を想定しておいた方がいいです。
旅行でお得に行ける方法や観光名所の知識を深められる
国内旅行業務取扱管理者を勉強することでプライベートでも様々な知識を生かすことができます。
なぜなら、旅行実務の範囲で勉強する運賃計算や観光地理の知識がプライベートの旅行計画でも役立ちます。
例えば運賃計算では、長距離乗車することにより割引を受けられる区間を勉強したり、往復乗車・学生割引の適用など様々な切符の割引制度を勉強します。これを勉強するだけでもJRや私鉄にお得に乗車できる方法がわかったりするんです。
また、観光地理の知識では知らなかった日本の観光名所などを勉強でき、旅行を趣味としているのならばさらなる日本の魅力に気づくことができます。
私自身、知らなかった観光名所がいくつもあり、この先行きたい旅行先としていくつかピックアップしました。
こうしたプライベートを充実させる為の知りたい情報なども国内旅行業務取扱管理者を通じて学べるのは大きなメリットだと思います。
まとめ:国内旅行業務取扱管理者はメリットがある
国内旅行業務取扱管理者は旅行業への転職を考えている人はもちろんですが、旅行が好き。何か資格を取って自分に自信をつけたりアピールしたい人にもおすすめです。
国内旅行業務取扱管理者を取得するメリット
- 旅行業だけでなく、国家資格取得者として転職やキャリアアップにアピールできる。
- プライベートの旅行でも、お得な情報や観光名所などの知識を深められる
旅行業以外には役に立たないと思われている資格ですが、勉強すると奥が深く様々な発見もできるのが国内旅行業務取扱管理者の資格です。
興味のある方は国内旅行業務取扱管理者にぜひ挑戦してみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。