簿記

簿記の資格は必要?取得するメリットは?

悩む人
簿記の資格って取っておいた方がいいの?取るメリットは?

 

簿記の知識は知っておいて損はない!資格もいろいろと活用できる
ぺしまろ

 

役立つ資格としても上位にくる簿記の資格ですが、勉強したことがない人からすると「それって何の役に立つの?」と思うかもしれません。

 

ですが、簿記の知識は実は就職・転職に有利になるだけでなく、私たちの生活にも役立つ資格なんです。

 

ホリエモン(堀江貴文さん)や他のyoutuberの人も資格に関してあげているのは簿記の資格です。

 

今回はなぜ簿記の資格がオススメされるのかも含めご紹介していきたいと思います。

 

 

簿記を勉強してわかることって何?

 

財務諸表が読めたり、作成できたりする

簿記のイメージというとなんか経営に関係ありそうというイメージだと思います。

 

簿記ってそもそも何?って話ですが、簡単にいうと簿記は会社が儲かっているかどうか明らかにするのが目的です。

 

その為に会社は財務諸表という資料を作成します。財務諸表とは資料の総称のことで、具体的には貸借対照表や損益計算書などがあります。

 

貸借対照表は会社が今どのくらい財産をもっているのかで、損益計算書は会社が1年間でどのくらい儲かったのかというのがわかる資料です。

 

なので、簿記を学ぶことで貸借対照表・損益計算書を作ることができるという事です。

 

作ることができるという事は貸借対照表・損益計算書の項目や数字がわかるということなので、その資料がどんな資料なのかわかります。

 

財務諸表を作る為の会計処理ができる

貸借対照表や損益計算書などの財務諸表と呼ばれる資料を作るためには会社で日々行われるお金を伴う売買取引などを記録してくてはなりません。

 

簿記用語で仕訳というのですが、この仕訳を含む作成の一連の流れを会計処理といいます。

 

簿記を学ぶことでこの会計処理を習得することができるんです。

 

会計処理が作れることで仕事に関しては経理が日々何を行っているのかがわかったり、会計処理がわかるからこそ財務諸表に書いてある数字を深く理解することができます。
ぺしまろ

 

 

簿記の資格はどう役に立つのか?

 

会計分野への就職や転職に有利に働く

簿記に関しては経理や事務職に直結する知識の為、会計分野に一定の理解を持っているという証明になります。

 

ですので、簿記の資格を持っているという事は会計に関する知識を持っているという見られ方をします。

 

ただ、経理の中でも財務諸表を作成するような少し高度な仕事の場合は資格の取得級によってどのように評価されるのかが違ってきます。

 

日商簿記だとこんなイメージが近いかもしれません。

 

日商簿記の級別イメージ

日商簿記3級・・・会社の利益などの損得などの考えがしっかりできる

日商簿記2級・・・経理業務に関しての基礎的な知識が備わっている

 

あくまで主観も入っている事をご容赦ください。今まで資格指導をしてきた経験上、頂く求人の条件から上記のように求められる人材としては評価されている傾向があると感じています。
ぺしまろ

 

ただ、簿記の取得級に関わらず一定の会計分野の知識があるという評価はもらえると思います。

 

「デスクワークの事務職や経理職へ転職を検討しているけど武器がない」「資産形成などの際にどの会社に投資していいのかわからない」こんな時にも簿記を学んでおけば強い味方になります。

 

家計管理や資産形成などの財務分析の際にも役立つ

プライベートで簿記を活かす点としては家計管理や資産形成の際にも役立てることができます。

 

例えば家計管理。家計簿などをつけていくイメージですが、家計簿って結局は家の財務諸表を作成するって作業なんです。

 

なので、収入や支出に関して項目ごとに管理して月単位や年単位で黒字になっているのか赤字になっていくのか見ていく作業です。

 

ですので、家計簿作成において簿記の知識があることで支出の項目わけがスムーズにできたりするので家計簿を作成することがあまり苦ではなくなると考えます。

 

私自身、家計管理を行っておりすでに7年ほど家計簿を継続できています。
ぺしまろ

 

また、家計管理を行い貯金などで資産形成したいという場合も簿記は大いに役立ちます。

 

最近ではNISAなども盛り上がってきていますが、「あの会社儲かっているからこの会社に投資した方がいいよ」などと自分で調べもせずその会社に投資するのって怖くないですか?

 

世間に儲かっている噂が出た時点で、すでに儲けている人がいると思った方がいいです。本当に儲かるものもあるのかもしれませんが、そんな投資の仕方だと大切な資金を減らしかねません。

 

自分が納得した上で投資をしたいのならその会社が本当に儲かっているのか。この先も儲かるビジネスなのかを簿記の知識を使って会社を数字でとらえることがとても重要です。

 

自分で納得して資産形成ができることは大きな財産になります。

 

簿記は何級まで勉強した方が良いのか?

 

日常生活に役立てたいなら3級で十分

家計簿を作ったり、取引先や自社の経営資料をある程度読めるようになりたいなどの場合には日商簿記3級の知識で十分です。

 

日商簿記3級のレベルとしては次のような形で設定されています。

 

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

引用:日本商工会議所HPより

 

小規模企業という事ですが、日商簿記3級の知識でも財務諸表の基礎的な部分はしっかりと押さえているので、会計分野へ一定の知識があるという証明になります。
ぺしまろ

 

財務資料をしっかりと読みたいのなら2級まで取得

では、日商簿記2級はどのような方向けなのかざっくりとまとめました。

 

日商簿記2級取得を検討する場合

・経理として就職もしくは転職を考えている

・海外との取引やグループ企業があるような大企業の会計知識を習得したい

・製造業における製品の原価計算の知識が知りたい

 

日商簿記2級になると工業簿記という製品の原価を計算する科目が増えます。

 

加えて簿記の会計処理においても海外との外貨取引を始めグループ企業のある大企業などで行う連結会計などの分野が増えていきます。

 

ここまでの内容ですと日常生活というよりも仕事として資格を活かすという側面が強くなってきます。

 

これから就職・転職で会計分野につきたいという方は持っていた方がいいです。現に求人票などには日商簿記2級の資格保有者が必須条件の所も一部あります。

 

ちなみに、日商簿記1級ですがかなりニッチな分野な他、大企業における管理職クラスや大学レベルの高度な会計知識を有するレベルです。
ぺしまろ

 

まとめ:簿記は資格だけでなく過程である知識も超便利

 

ここまで簿記の資格の必要性について説明をさせて頂きました。

 

まとめさせていただくと

 

ポイント

・簿記の資格を取得すれば会計分野への一定の知識が得られる

・簿記の知識は家計管理や資産形成などにも使える

・資格を活かして会計分野への就職・転職などを検討するのもアリ

 

簿記の資格は取得がゴールではなくどう知識を扱うかで日常生活に大きく影響してくる学問です。

 

ぜひ、簿記を勉強して会計に強くなってみませんか?

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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