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簿記3級に落ちた原因は!?合格するための対策を解説します!

悩む人
簿記3級に落ちた。どうすれば受かるのか教えてほしい

 

頑張って受験している簿記3級。早く合格したいですよね。でも何が足りなくて不合格になるかわからない。

 

今回は日商簿記3級に合格する為に落ちてしまう原因と対処法について解説します。
ぺしまろ

 

なぜ簿記3級に落ちてしまうのか?

 

まずお話したいのは、簿記3級は決して簡単な試験ではないという事です。

 

「簿記3級を1週間で受かった」「勉強そんなにしなくても受かる」みたいな話もありますが、そんなに簡単に受かる試験ではありません。

 

こうしたコメントの背景には実務経験者だったり、もともと適性があったりと個人の受験前の環境が大きく左右されます。

 

ですので、簡単な試験ではない以上しっかりと原因と対策を立て簿記3級に臨まないと足元をすくわれる試験になっています。

 

簿記3級に落ちてしまう主な要因としては以下の通りです。

 

簿記3級に落ちてしまう要因

  • 基礎的な理解が足りていない(インプット不足)
  • 試験形式での経験が足りない(アウトプット不足)
  • 試験本番の時間配分ができていない

 

簿記3級に受からない。原因と正しい勉強法

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理解が足りていない(インプット不足)

試験に合格する為には基礎的な部分を理解していないと合格までたどりつくことはできません。

 

基礎的な項目をわかっていないといくら過去問演習をしても点数があがりません。
ぺしまろ

 

簿記で基礎的な内容となってくるのは以下の通りです。

 

見出し(全角15文字)

  • 取引に関して勘定科目がしっかりと書ける状態になっているか?
  • すべての問題に対して仕訳が的確に切れるようになっているか?
  • 仕訳をした内容を帳簿や財務諸表にちゃんと転記ができるか?

 

この3点ができていることが重要です。参考書を見ながらどの項目が足りていないのか一通り確認するのがベストです。

 

重要度としては上から順になりますが、まずは必要な勘定科目が出てこないと仕訳ができません。

 

そして、勘定科目ができても仕訳がきちんと切れないと合格点にたどりつきません。

 

さらに、仕訳を踏まえて帳簿に加減し解答を記入しなくては正解にならない問題に対応できません。

 

このようにインプット時期でそれぞれの項目に理解不足がないかをチェックしてみてください。

 

試験形式での経験が足りない(アウトプット不足)

基礎的なインプットができるようになってもアウトプット不足によって試験になかなか合格できない場合があります。

 

アウトプット不足とは実際に過去問を解答しながらやり直しを繰り返していく作業です。

 

この時に重要なのはやり直しの精度です。いくら過去問を演習したからといってもやり直しをテキトーにやっているといつまでたっても点数の伸びがありません。

 

試験本番の時間配分ができていない

インプット・アウトプットともに十分できていて、練習でも合格点が取れていたという人は本番の想定ができていない場合が多いです。

 

試験本番の想定として時間配分があります。それぞれも問題にどれくらいの時間をかけるべきかしっかりと想定しつつ本番を迎えないと慌てたり焦ったりしてケアレスミスが出てしまいます。

 

ただでさえ本番はいつもと違う環境で緊張します。こんな事はありませんか?

 

  1. 解答したけど不安でついつい確認を何度もしてしまう
  2. 一つの問題に考え込んでしまって時間が足りない
  3. どうしてもわからない所が出てしまい焦ってしまう

 

これらの事が原因でいつも通りの実力が出せないとなると非常にもったいないです。

 

簿記3級に受かるための対策

 

簿記3級に落ちる原因をご紹介した上で、どういった対策や検証をすべきか見ていきたいと思います。

 

以下3つのポイントを見直しながら点数アップを図りましょう。

 

簿記3級に合格するための3つのポイント

インプット不足対策:仕訳について基礎を固める

アウトプット不足:過去問演習でやり直しをしっかりと

試験本番対策:見直し時間を踏まえた時間配分を決める

 

インプット不足対策:仕訳について基礎を固める

インプット不足の人は仕訳について再度仕訳ができるよう固めてください。

 

仕訳を固めれば第1問の仕訳問題で大きくリードできるからです。

 

過去問で言うと第1問の仕訳で15問あります。45点の点数配分となっているのでここで点数をしっかりと取れれば合格に大きく近づきます。

 

具体的にな第1問の点数目標としては12問(36点以上)を狙ってください。

 

仕訳を理解するためのコツと効率の良い覚え方

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アウトプット不足対策:過去問演習でやり直しをしっかりと

アウトプット不足の場合は過去問演習でのやり直しで解答精度を上げることを意識してください。

 

ポイントとしては以下の通りです。

 

  • 過去問に関しては6回分を2巡目まで終わらせる
  • やり直しは何が間違ったのかはっきりとさせる

(理解不足・記入ミス・電卓の打ち間違い・その他ケアレスミス)

 

正直、過去問の演習に入る始めの時期は合格点がなかなか取れなかったり、合格点からかけ離れたりするとメンタルがやられます。

 

ですが、「やり直しがしっかりできたから確実に合格に近づいている」と言い聞かせながら学習を続けてみてください。

 

積み重ねですがある時から、合格点を超えて余裕が出てくるようになります。

 

精算表がうまく解けない。解き方の手順とは?

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試験本番対策:見直し時間を踏まえた時間配分を決める

この時見直しなども含めて時間配分を決めておきましょう。

 

以下の記事に時間配分が載っていますので、参考にしてみてください。

 

簿記試験の時間が足りない。試験であわてない為の時間配分の対策とは?

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簿記に複数回落ちてしまった時は

 

合格するための計画をリスケジュールする

原因や対策がわかっていてもうまく勉強が進められず落ちてしまう事もあると思います。

 

特に仕事が忙しい人に関しては急な残業や飲み会などが入って予定していた勉強時間が崩れてしまうといったこともあります。

 

その場合は少しゆとりをもった計画を作成し進めていきましょう。

 

簿記3級はCBT試験になりますので、随時受け付けられています。試験がかなり先になってしまうという心配はないので余裕を持った計画を立て直すのも一つです。

 

資格勉強は忙しくてもできます!【計画の立て方が大切】

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あきらめないかぎり合格できる

ちょっと精神論になってしまうかもしれませんが、簿記3級をあきらめない限り必ず合格する日は来ます。

 

筆者の実体験として難しい試験に関しては何度も挑戦しています。簿記2級は2回目の受験で合格。簿記1級に関しては9回落ちて10回目に合格しました。

 

ほとんど受けてきた検定試験では2回目以降の受験で合格した試験がほとんどです。
ぺしまろ

 

何度もあきらめたほうがいいのかなと弱気になりましたが、せっかく続けてきた勉強だからちゃんと知識として証明できるものがほしいとあがいた結果だと思います。

 

勉強に費やした時間は見えにくいですが、ある時にグンと成長するときが来ます。それまで継続して学習すれば必ず合格できる点数が取れる日が来ます。

 

まとめ:正しい努力と対策で簿記3級に合格しよう

 

簿記3級は正しい努力と対策をすれば必ず合格できる点数が取れる日が来ます。

 

簿記3級の見直しポイント

  • インプット不足:仕訳について基礎を固める
  • アウトプット不足:過去問演習でやり直しをしっかりと
  • 試験本番対策:見直し時間を踏まえた時間配分を決める
  • あきらめない限り合格できる

 

ぜひ簿記3級を勝ち取ってください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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