簿記1級については誰でも受験可能になりますが、正直簿記1級からの勉強はオススメしません。
ですが、最短でのキャリアアップや回り道はしたくないという気持ちもありますよね。
簿記2級を受験しなくとも、簿記1級を勉強する前にこれだけはやったほうがいいという事がありますのでそちらを紹介していきたいと思います。
もくじ
簿記1級をいきなり受験しても大丈夫か?
簿記2級の知識がないと挫折する可能性が高い
簿記1級から始める場合には、簿記の前提知識がないため、挫折する可能性が高いです。
簿記2・3級は、初心者の方が行う前提として解説を丁寧に行っている書籍が多いです。
ですが簿記1級は市販の参考書では、簿記の基礎的な知識がある前提でテキストが作成されています。
基礎的な知識とは仕訳のルールや勘定科目の使い方、財務諸表(損益計算書・貸借対照表)の作成です。
そうすると始めからつまづく所が多く、調べる作業にかなりの時間を要してしまいうまく学習が進まなくなる原因となります。
また、専門用語も多いため一つの問題を理解するだけでも大変です。
こうした理由から継続して行うことが難しくなり挫折しやすいです。
簿記1級を受験する為の簿記2級の知識固め
簿記2級のテキストで基礎固め
簿記1級の勉強から始めるとハードルが高く感じてしまう専門用語や基礎知識を埋める為に、簿記2級のテキストで基礎固めをしましょう。
簿記2級のテキストで仕訳についての確認や試験問題に関する例題に触れることによって、専門用語を覚えることができ簿記の基礎的な知識も自然と身につくはずです。
できればインプットとアウトプットも行いたいので問題集付きのテキストが選べるといいです。
詳しい簿記2級について気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。
簿記2級はこれでOK!オススメ参考書厳選5選
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最低でもテキスト一巡
2級のテキスト選びが完了したら、まずはテキストを一巡してください。
2級テキストを一巡し終えた後に、以下の知識がついていれば1級のテキストを見ても自身で進めることができると思います。
メモ
・仕訳について、例題を見ればなぜその仕訳になるのかなんとなくわかる
・貸借対照表・損益計算書の記入や勘定科目の分類がなんとなくできる
2級のテキスト事例をしっかり見つつこれらの事ができるようになれば、簿記1級を始めやすい環境が整います。
簿記1級を学習する為の勉強法
通信講座を検討する
簿記1級の前提知識をつける上で、簿記2級のテキスト一巡が有効ですが、どうしても簿記1級の学習に入ると簿記2級の知識の倍以上のインプットが必要なため、挫折しやすいです。
参考書だけでの学習はなかなか続かないため、動画や模擬試験などのある通信講座をオススメします。
通信講座で良かったと思う具体的なメリットは次の通りです。
ポイント
・勉強を進めるペースがあらかじめわかり、自分の仕事に応じてスケジュールが組みやすい
・動画で視聴することで解説の理解度が高い
ただ簿記1級の通信講座の費用は比較的高い傾向にあるので、どうしてもお金が捻出できないという事であれば以下の講座がオススメです。
簿記講座を無料で受けられる神ツールとは?
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まとめ:最低でも簿記2級の知識をつけてからの学習が必要
簿記2級を飛ばしての簿記1級の受験は、お話した通り最低でも2級の基礎固めをしないとオススメできません。
簿記1級の勉強ができるという段階に入る合図としては
ポイント
・簿記2級のテキストを一巡する
・仕訳のルール、問題に対しての勘定科目がなんとなくわかる
・損益計算書や貸借対照表の作成の仕方がなんとなくわかる
これをクリアしてから簿記1級を勉強するとスムーズです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。