検定協会によって見取算の計算方法には違いがあります。
今回は、見取算の計算に関してスピードアップのコツと間違えた時などの対処に関して説明をしていきたいと思います。
見取算はただ計算するだけでは早くなりません。
しっかりとした早くなることを意識しながら練習してみましょう。
電卓が好きで日々打ち込んでいるうちに検定試験でも6段を取得することができました。また、全日本電卓検定大会にも出場経験があります。
見取算が早くなるコツ
検定協会による計算の違い
見取算については特に検定協会によって大きな違いはありません。
与えられた数字に対して加減をして答えを出していくのが見取算ですが、上位級や段位が設定されている検定協会だと構成比率を求める問題が出題されます。
構成比率は乗算・除算を元に電卓検定での構成比率の求め方にて電卓機能の紹介について書いているので見てみてください。
見取算の速度アップ方法
次に見取算の速度アップについて考えていきましょう。
見取算のスピードアップのコツはキータッチを早くする事と問題の読み込み速度を上げる事です。
順を追って説明させて頂きます。
電卓の速度向上
電卓の速度向上をする前に正しいキータッチで打つことが重要です。
ホームポジションというPCのキーボード操作でもよく使われている言葉ですが、電卓にも正しい指の置き方があります。右利きの人の例でいうと
ポイント
- 人差し指・・・「4」
- 中指・・・「5」
- 薬指・・・「6」
ここの位置が開始ポジションです。
必ずキータッチした都度ホームポジションに指が戻るように意識してください。
- 数字を打つ際にこのホームポジションから指を話し過ぎないこと
- 違う指でキータッチをしないこと
これらを意識してキータッチを練習する事で電卓の画面を見ないでも打つことができるブラインドタッチを身に付けることができます。
それぞれの指がどこの数字を打つのか。そして電卓を打つときの姿勢も重要なのですが、電卓の早打ちをマスターする為の3ステップにてまとめているので詳細はこちらをみてください。
数字を間違えた時の対処
見取算で迷うのが数字を間違えた時の対処です。
だんだんと速度が上がるにつれて必然的に出てくるのがキータッチミスです。
それぞれどの段階で計算するかによって対応が違ってきます。
構成比率などの計算を考えるとACなどすべての数字を消してしまうと後からの時間ロスに関してかなり出てしまいます。
間違いに気づいた段階ごとに対処を見ていきましょう。
数字を押した瞬間に間違いに気づいたとき
数字を押した瞬間に気づいた場合には「▶」を押して一つ前の数字のみ修正して計算を進めていくようにしましょう。
数字を入れ終わってから間違いに気づいたとき
間違いに気づいてからいくつかの数字を入れてしまった時は、「C」(クリア)ボタンのキーを押して一度表示されている数字を消してから再度正しい数字を入れなおしましょう。
途中まで気づかずに次の数字の計算に入ってしまったとき
間違った数字を入れたまま次の数字に進んでしまった時は、間違った数字を覚えていれば、間違った数字を再入力してその数字を引いて計算を続けていってください。
一度最初までやり直すとかなりの時間ロスになります。
誤った数字を正確に把握していないと失点になりかねない方法になりますが、上位級や段位などの高得点を狙っていかなくてはいけないものは間違った数字を入れて打ち消すことですぐ修正ができる方法の方がスピード的には有利です。
間違った数字に関して覚えているか不安という人は大きく時間ロスする可能性もありますが、数字をいったんACなどでリセットして始めからやり直すようにしましょう。
まとめ
電卓検定の種目の中でもキータッチの正確性が問われるのは見取算です。
ポイント
- 見取算の速度アップはホームポジションが重要
- 数字入力ミスの場合は「▶」または「C」ボタンで対処
- ある程度数字入力が進んでしまった場合には、勇気をもってACで最初から計算を行う。
いかに早くキータッチができるかがポイントになりますが、その中でも入力ミスや時間ロスが生じても落ち着いて正答できるように日々の練習から気を付けていきましょう。