そんな悩みがあるのではないでしょうか。
他の種目と比べて伝票残に関してはめくるという動作が加わりますので、ページがめくりにくかったり計算を足し間違えたりとミスが出やすい問題です。
しかし、伝票算も次の事をしっかりと意識するようになれば早くなります。
今回は電卓検定における伝票算のスピードアップのコツを紹介します。
電卓が好きで日々打ち込んでいるうちに検定試験でも6段を取得することができました。また、全日本電卓検定大会にも出場経験があります。
この記事を読んで頂ければ、伝票算に対する苦手意識が解消されますよ。
もくじ
伝票算のスピードアップのコツ
めくるスピードを一定にしよう
伝票算をやっていると数字のケタ数によってめくるスピードが変わっていませんか?
始めの内は数字の入力によってめくるスピードにばらつきが出るのはしょうがないです。しかし、慣れてきたらめくるスピードを一定に保つという事を意識して練習してみてください。
めくるスピードを一定にするにはどういう効果があるかというと、めくるスピードを一定にする事で問題を解く上でのリズムが生まれ間違いにくいという効果があること。
そしてめくるスピードをどんどん上げていく事でスピードアップしやすい練習方法であることが言えます。
このためには練習の中でめくるペースをどれくらいに設定すればケタ数の多い問題でも対応できるかという事を考えながら練習する必要があります。
しかし、始めのめくるタイミングさえコツがつかめてしまえれば、後はだんだんとそのめくる時間の間隔を少なくしていきながら練習するだけです。
目の前の数字を足すことに夢中になるのではなく、めくるスピードに電卓の入力を合わせて、伝票算のスピードアップをしてみてください。
伝票をめくりやすい位置を考える
伝票を置く位置によってめくりやすい位置が必ずあります。
あまり遠くに置きすぎてしまうと伝票のページがめくりにくく、ペースも遅くなってしまします。
オススメはなるべく手前に置く事です。
手前に置くことでめくりやすさが変わってくるので今まで机の奥側で伝票をめくっていた人は伝票残に切り替える際には手前側に伝票をセットし問題を解き始めるようにして見てください。
視線は伝票から外さないようにする
伝票算のミスで多いのは数字を足し間違えてしまうパターンです。
1ページに5行の数字が入っているため、誤って違う問題の数字を足してしまうというミスもあります。
その際に気を付けるべきことは計算中は視線は伝票から外さないという事です。
電卓の入力があっているかみたいという気持ちはあると思いますが、一度電卓をみてしまうとどこまで足したかわからなくなってしまう場合があります。
特に答えが出る前の計算中の段階で電卓を確認してしまうと間違いが起きやすいです。
電卓の数字に関しては気にせず伝票の数字にのみ集中しましょう。電卓のブラインドタッチをまだ覚えていない人は電卓の早打ちをマスターする為の3ステップを参考にしてみてください。
伝票算をスムーズに進行させる便利グッズ
伝票ホルダー
伝票算を格段にめくりやすくするのが伝票ホルダーの存在です。
伝票のページを固定できる金具やページをめくりやすくするためのゴム素材のめくり上がりなど伝票算をやりやすくするための工夫がこらしてあります。
私ももちろん愛用しています。これがあるのとないのとでは1問分くらい違いが出るくらいです。段位取得をめざすなら必須というべきアイテムなので、ぜひ購入を検討してみてください。
指サック・メクール
伝票ホルダーの他にページ自体をめくりやすくするために指サックやメクールなどの使用ができます。
指サックは指にはめるタイプのすべり止めで、メクールは指に塗るタイプの滑り止めです。両方使用したことがあるのですが、個人的には指サックよりメクールの方がよいと思いました。
指サックに関しては手に吸い付きすぎてページをめくる時に少しぎこちなさを感じます。メクールに関しては塗る量などで少し迷いますが、手から感覚が伝わりやすいという意味ではメクールの方がオススメです。
伝票ホルダーだけでも十分効果はありますが、指サックやメクールは100均でも買えますので一度会うかどうか試してみてはどうでしょうか。
まとめ
伝票算はいかにしてキータッチに集中できる手順や環境を作るかが上達のコツとなります。
ポイント
・めくるスピードを一定に保つ
・視線は伝票から外さない
・めくりにくい場合には伝票ホルダーや指サック・メクールなどの便利グッズを試す
伝票ホルダーなどの補助ツールについては活用しつつ、どんどん練習してスピードアップを図っていってくださいね。