国内旅行業務取扱管理者

【国内旅行業務取扱管理者】運賃・料金計算の基礎と解答テクニック

悩む人
運賃計算がわからない。国内旅行取扱管理者で運賃計算はどうやったらできるようになるの?

 

キロ数や駅から情報を読み取り、正確に計算する必要があるのが運賃計算の問題です。

 

ですが覚えなくてはいけない計算上の規則や割引なども多く、苦戦することも多いです。

 

この記事を読んで頂ければ

 

運賃計算についてどう攻略していった方がいいのかわかる

運賃計算の解答テクニックが身につく

旅行実務の項目別に押さえておきたいポイントを把握できる

 

が解決します。

 

 

段階別JR運賃・料金計算の攻略法

 

JRの運賃計算ですが、以下の金額の種類を覚えておきましょう。

 

運賃・・・乗車区間に乗る為のお金(乗車券)

料金・・・席確保(サービス)や速さを目的としたお金(指定席・特急料金など)

 

それぞれ押さえるべき計算についてSTEP4までで解説します。

 

STEP1:【運賃】幹線・地方線、連絡運輸

運賃計算の基礎となる幹線・地方線及び連絡運輸の計算を覚えましょう。

 

 

 

特に注意しなくてはいけないのが地方線のみの問題です。

 

幹線は営業キロ、地方線は換算キロ(擬制キロ)という覚え方だと間違ってしまいますので注意してください。

 

STEP2:【運賃】境界駅・中心駅・連絡運輸

次のステップとして「境界駅・中心駅」を覚えましょう。

 

境界駅とは計算する区間において該当する駅を通過する場合に、加算される運賃のことです。

 

境界駅と計算方法の具体例は次の通りです。

 

境界駅

・新青森

・児島

・下関

・小倉

・博多

 

 

 

次に中心駅です。ここでは出題の多い以下を覚えましょう。

 

見出し(全角15文字)

・東京山手線内に属する駅(片道の営業キロが100kmを超え200kmまでの駅(101kmから200km)の運賃)

・特定の都区市内駅を発着する場合の特例(営業キロが201キロ以上ある駅)

 

 

中心駅の解答に関しては「~駅は~駅に含まれる」と注意書きがありますので、それで中心駅の判定をすれば問題が解けるようになります。

 

必ずしもすべての問題が中心の駅からの計算にはなりませんので、キロ数判定は気を付けてください。

 

最後に連絡運輸です。

 

連絡運輸については幹線や地方交通線と違い、通し計算をせず別で運賃を算出します。

 

 

その他にも乗車区間において気を付けるべき計算はありますが、頻出度が高いものでいうと上記のものになりますのでこれが把握できれば多くの問題にも対応できます。

 

STEP3:【料金】基本計算

料金は料金計算をまずマスターします。

 

料金計算では以下2つがポイントとなります。

 

乗車する車両ごとに計算すること

営業キロにて算定すること

 

運賃に関しては営業キロや換算キロ(擬制キロ)などを合計して算出する通し計算などができるため、混乱しがちですので料金計算の問題を通じて区別をしっかりする必要があります。

 

まずは料金の基礎の計算をおさえましょう。

 

STEP4:【料金】新幹線・在来線特急の通し計算

グリーン席・指定席・自由席計算の際には車両ごとの計算ではなく通し計算をすることができます。

 

具体的には次の通りです。

 

 

問題演習を通じて一つ一つのケースがなぜそうなるのかを解法を見ながら理解することが必要です。

 

これら以外にも特定の駅などでの割引計算や乗継割引、寝台特急・グランクラスなどもありますが、まずはここまでの内容を抑えればある程度の問題が解けるようになるので、計算式について把握してみてください。

 

JR以外の押さえるべきポイント

 

宿泊・貸切バス(一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款)・フェリー

これらの問題は類似問題が出やすい箇所ではあるので、問題を繰り返していくと得点しやすい範囲となります。

 

特に押さえておきたいポイントとしては以下の通りです。

 

<宿 泊>

宿泊料金の計算

時間外追加料金

一部解約・全部解約時のキャンセル料金

 

<貸切バス(一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款)>

運賃計算

貸切バスの違約料

 

<フェリー>

フェリー料金計算

運賃・料金の払い戻し

 

<国内航空>

各種運賃の取り扱い

航空券の払い戻し

 

出題範囲が狭い分、しっかりと覚えれば得点がとれるようになります。

 

解答テクニック:始めに選択肢から確認する

運賃計算は計算を行って選択肢と照らし合わせていませんか?

 

もちろんしっかりと計算問題を覚えていればそれで解答できますが、実は計算問題の選択肢からある程度解答を絞ることができます。

 

ですので、まずは選択肢を確認して消去法で解答を導く方が早いです。

 

だいたい2択くらいに絞られることが多いので、最終的には違いを確認して持っている計算問題の知識から正しい選択肢を選べるようトレーニングしてみてください。

 

まとめ:運賃計算について計画的に点数を取ろう

 

運賃計算に関しては、試験範囲も広く一つ一つの計算過程を覚えるのは簡単ではないですが、ある程度の計算を覚えるだけで得点をすることができます。

 

運賃計算まとめ

  • 運賃:幹線・地方線、連絡運輸、境界駅・中心駅までの範囲を覚える
  • 料金:基本計算、指定席・自由席の計算を覚える
  • 解答する際には計算ではなく選択肢から消去法で解く

 

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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