試験前日は、悔いがないようにと勉強の確認をしたり持ち物の確認をしたりなど思わず力が入ることもありますよね。
今回は試験前日の1日はどうやって過ごせばいいのか説明していきたいと思います。
もくじ
簿記試験前日の過ごし方
試験前日は有意義に過ごそうといつも以上にスケジュールを詰め込んでいませんか?
前日はあまりムリをせず、今までの勉強の確認の日として以下を行うといいです。
簿記試験前日の過ごし方
・苦手な所を確認
・第2問対策抜け漏れチェック
・【測定する場合】リピート問題のみやる ※新規の問題はやらない
・勘定科目・計算過程などの暗記箇所は最後に見ておく
・持ち物をチェックする
・試験当日のシミュレーション
苦手な所を確認
試験範囲で苦手な分野についてはテキストベースで確認しておいてください。
苦手な所が出たらどうしようと1日対策日で使う人もいますが、あくまで参考書で内容確認するにとどめておいてください。
理由としては、苦手項目で1日使ったとしてもなかなか改善するという所まで持っていくことが難しいです。
ですので、苦手な分野は出てきた時に半分は何とか点数が取れるようテキストを確認し内容確認を行ってください。
第2問対策抜け漏れチェック
簿記2・3級において第2問の個別問題は出題によってガラッと試験範囲が変わる部分になります。
よく出る部分としては以下のような問題ですね。
簿記2級
・連結精算表
・株主資本等変動計算書
・有価証券
・固定資産
簿記3級
・伝票(3伝票制)
・勘定記入
・補助簿(売掛金元帳・商品有高帳など)
第1問の仕訳問題や第3問の総合問題と比べて、苦手な部分が出てしまうと0点なんてことも出てきてしまいます。
それぞれ問題が解けるかどうか回答済みの過去問などを利用して正解が出るまでの計算過程などを見返すといいです。
第2問は最低でも半分の得点を取ることを目標としてみてください。
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勘定科目・計算過程などの暗記箇所は最後に見ておく
理解がしにくい仕訳問題や総合問題での計算が必要な数字はどうしても暗記項目になっている場合もあります。
暗記項目は、前日時間をかけてもなかなか伸びないので最後に必要最小限にとどめるようにしましょう。
【測定する場合】リピート問題のみやる
問題を測定して自分の実力を測りたい場合もあります。
得点が良ければ自信をもって明日を迎えられますが、万が一不合格の点数で前日を終えてしまうと不安になってモチベーションにも影響していきます。
オススメなのはすでに行ったリピート問題の計測をすることです。
あくまで前日の計測問題は以下の内容がチェックできればいいので、やったことのない問題をやるのはモチベーション上よくないです。
- 試験時間内に終わるか?
- できなかった問題がある時、どう対処するか?
- まったくわからない問題はないか?
- 前回実施した時のやり直しの内容は改善できているか?
リピートであってもしっかり点数が取れれば自信を持って試験当日にのぞめます。
持ち物をチェックする
試験当日の持ち物チェックは抜かりなく行いましょう。
特に鉛筆やシャープペンシルの予備、不安な人は消しゴムを2つ用意するなど、当日に予期せぬ事があった場合のストックを持っていくと安心材料になります。
試験当日のシミュレーション
試験当日のシミュレーションとは試験会場までの経路・時刻を調べたり、試験中の時間の使い方を想定することです。
あわてずに試験会場まで行くには時間に余裕をもって会場入りすることが望ましいです。
私も1時間くらい前にいってトイレの場所や机のスペースなどを想定しつつ試験時間まで過ごすようにしています。
また、試験本番の問題の時間の使い方についても大切です。時間を想定していないとわからない問題に気を取られたり焦ってミスをしたります。
しっかりと問題の時間配分を想定し、解答手順やわからない問題が出てきた時の対処法を考えておくようにしましょう。
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睡眠時間は削らない
試験前日だからと言っていつもより張り切って勉強して睡眠時間を削らないでください。
本番実力通りの解答を作る為には十分な睡眠はかかせません。
体も疲れて緊張した状態で試験に臨んでしまうと、せっかく勉強してきた内容も台無しになってしまいます。
簿記前日にやってはいけないこと
SNSで試験を受けた人のコメントを見る
SNSで試験を受けた人のコメントを見る事自体はいいのですが、問題なのは試験前日にチェックすることです。
前日に不安になるとどうしても「あと少し・・・」と睡眠時間を削ってまで勉強したり、不安なまま試験本番を迎えたりと気持ちの整理がつきません。
「やることはやったから大丈夫」と試験本番にいどめるように前日に関してはなるべくSNSでの簿記試験のコメントは見ないようにしましょう。
不安だからと言って勉強しすぎる
試験前日に詰め込んでも、なかなか記憶として定着しません。
むしろ詰め込みすぎてなかなか覚えようとして範囲が入ってこず空回りするパターンも。
前日の過ごし方としては体と心を休ませて万全にすることを優先に、無理のない範囲で勉強スケジュールを立てることが重要です。
やったことのない問題に手を出す
測定問題を行う際にもお伝えしましたが、試験前日にやったことのない問題に手を出してしまうと、点数が取れなかったときの不安がつきまといます。
確かに「出たらどうしよう」とやったことのない問題をつぶしておこうと考えがちですが、今までやってきた勉強をしっかりと確認する方が優先度としては高いです。
今までやってきた問題はよく出るところだからそこをしっかりやっておけば合格できるはずと気持ちを切り替えて最終確認をしてみてください。
まとめ:試験当日は万全な状態で受けられるよう準備しよう
試験当日では万全な状態で挑めるようにしましょう。
試験前日のポイント
・今まで勉強した内容の確認に時間を使う
・持ち物・当日のシミュレーションはしっかりと
・やることはやったと気持ちの区切りをつける
ここまで読んだいただきありがとうございました。
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