簿記

簿記のケアレスミスはどうやってなくす?原因別の対処法

悩む人
簿記のケアレスミスがなかなか直らない。どうしたらなくせる

 

自分にあったケアレスミスの原因をなくして実力通りの点数を取ろう
ぺしまろ

 

簿記の勉強を始めてだんだんと理解してきた時にどうしてもケアレスミスが多くなっています。

 

こうしたケアレスミスは意識して直そうとしないとズルズルと癖のように失点の原因になってここぞという試験で失点したりします。

 

今回は簿記のケアレスミス別の対策について説明します。

 

 

簿記のケアレスミスはなぜなくならないのか

 

簿記のケアレスミスをなくすにはしっかりと意識しながら修正しないとなかなか直りません。

 

ケアレスミスの主な要因としては次のようなものがあります。

 

ケアレスミスの主な原因

  • 解きなれてきたことによる慣れ
  • 仕訳の集計作業によるミス
  • 問題の趣旨の読み間違え

 

書き間違いや写し間違い

仕訳問題や総合問題では計算問題を作りながら正確な解答をすることが必要です。

 

この計算をするときに数字の書き間違いや写し間違いが発生することが多いです。

 

数字は焦っていると0と6を見間違えたり、小さい桁数を見逃したりと書き間違いや写し間違いが発生することが多いです。

 

これが2級・1級とステップアップしていくと計算過程をしっかりと書きこまないと解答できない所が多くなってきます。

 

せっかく計算手順や解法があっていても正解に繋がらないので非常に悔しいミスになります。
ぺしまろ

 

集計作業によるミス

総合問題や数字の差額で数字を推定する問題では電卓での集計作業がかかせません。

 

集計作業において電卓の入力ミスなどが原因で数字がズレてきてしまいます。また、総合問題の決算整理仕訳で集計に入れ忘れていたなんてミスはかなり手痛いミスです。

 

あと2点、4点などで試験の合否が決まるような場面では非常に記帳な得点源を失うことになります。

 

集計ミスについてもしっかりと直しておきたいポイントになります。

 

問題の趣旨の読み間違え

これはケアレスミスで圧倒的に多いミスになると思います。

 

問題に慣れてくると文章を軽く読んだだけでいつもと同じパターンだと思って仕訳をすぐにしてしまい解釈が違っているなんてことも多いです

 

特に仕訳を訂正しなくてはいけない問題などは文章をよく読まないと間違えやすかったりと注意が必要です。

 

ケアレスミスをなくすための原因別対処法

 

それぞれの原因がわかった所で対策について解説します。

 

書き間違い・写し間違い:計算用紙のシミュレートを!

計算用紙に記入するときにどのように書くかシミュレーションしておくとミスが少なくなります。

 

仕訳の欄や計算の欄などあらかじめスペースを決めて問題を解くようにすると落ち着いて解答できる他、数字の書きミスや写しミスを防ぐことができます

 

例えば私であれば総合問題などの計算用紙の使い方は以下の通りです。

 

<解答用紙イメージ>

仕訳スペース計算欄
(貸倒引当金繰入)1,500(貸倒引当金)1,500(30,000+20,000)× 3% = 1,500

 

こんな感じです。簿記1級の会計学などですとまた違う書き方ですが、基本は上記のように紙を縦半分に区切って書いていきます。

 

集計ミス:使った勘定科目などはチェックや取り消し線を

まず電卓の打ちミスですが、これは日々電卓を打つ時に数字を早く正確にというコツコツ意識して修正するほかありません

 

総合問題で勘定科目や数字を集計から入れ忘れる場合は、必ず仕訳や数字について集計が終わっているかどうかチェックをしてみてください。

 

最初は時間ロスだと思ってしまうかもしれませんが、慣れてくるとそこまで時間はとりません。
ぺしまろ

 

【簿記1級】簿記2級を飛ばして受験しても大丈夫?

続きを見る

 

問題の読み間違い:重要か所には必ずマークを

一番やっかいな問題の読み違いについては重要な箇所をマークしながら問題を読んでみてください

 

重要な箇所ですが、後で読み返したときにそのマークした箇所があれば計算が解けるといったキーワードや数字をマークしておきます

 

このマークをしていくことで問題を読むペースをつかむことができ、早く読みすぎたり読み飛ばしなんかも防ぐことができます。

 

最初の内はどこにマークをすればわからないといったこともありますが、だんだんと「この問題の要点はここかな?」と解答する上での重要箇所について慣れてきます。
ぺしまろ

 

よくある本番での落とし穴

 

ケアレスミスの原因は普段の勉強での慣れからくるものや癖などを修正すればいいのですが、本番ならではのケアレスミスも合格には命取りです。

 

時間が足りず焦りからのミス:時間配分を決めておく

本番では試験時間が設定されています。

 

限られた時間の中で問題を解くとどうしてもギリギリになって解かなくてはいけない問題やわからなくて時間を取られてしまい焦ってしまう場面が多いです。

 

時間が足りない対策としては、時間配分やマイルールを決めておきましょう。以下のような感じです。

 

時間配分を意識したマイルール

  • 1分考えてわからない問題があったら飛ばす
  • 計算に時間がかかり、解答欄が1か所程度しか埋まらない場合は飛ばす

 

こういった時間を削られる事象に関してマイルールを決めておけばいつも通りのモチベーションで試験を進めることができます。
ぺしまろ

 

【簿記1級】簿記2級を飛ばして受験しても大丈夫?

続きを見る

 

【1級】単位ミス。千円単位などのひっかけに注意

数字の単位ミスで不合格になるのは非常にもったいないです。

 

特に1級の試験ではこの単位に関するミスで泣きを見るパターンもあります。

 

かくいう私も単位ミスで不合格になったことがあります。
ぺしまろ

 

各解答欄を書くときに単位について大丈夫かどうかしっかりと確かめてから求められている数値や解答を書く癖をつけてください。

 

まとめ:ケアレスミスをなくして安心して合格しよう

 

せっかく勉強してもケアレスミスで不合格になるのは非常にもったいないです。

 

ケアレスミスの対策

  • 書きミス・写しミス:計算用紙のシミュレートして決まられた箇所に記入を
  • 集計ミス:電卓は反復!勘定科目や仕訳には使用した取り消し線を
  • 問題の読み違い:要点をマークしながらしっかりと読み込む癖を

 

ケアレスミスを修正して実力通りの点数が本番でも取れるよう頑張ってください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

-簿記