会社の経営資料や会計知識として役立つ資格が簿記です。
特に入門的な知識でもある簿記3級について受験するにはどうすればいいか迷っていませんか。
今回は、簿記3級に関してどうすれば独学でもスムーズに取得までできるのか解説していきたいと思います。
もくじ
独学可能な理由
ここからは簿記3級について独学可能な理由について説明します。
出題形式に関して例年ある程度同じ
簿記3級が独学可能な理由としてはある程度出題傾向が決まっているという事が大きいです。
試験傾向が毎年同じであればどのようにして合格点を取ればよいのか計画が立てやすいです。よく満点を狙わなくてはいけないと誤解しますが、資格合格の為には合格点を取ればいいんです。
得点は高いに越した方が本番より安心して受けられるという心の余裕があります。
ですが、この後説明するCBT試験になってからは短期間で複数回受けることも可能なのでトライアンドエラーで受験しやすくなっていると思います。
目安となる勉強時間
簿記3級については初めての場合に関してはある程度ルールを覚えるのに違和感があるなどの事はありますが、覚えてしまえば点数アップが比較的早いです。
勉強の目安時間として100時間と1日1.5~2時間を約2ヶ月行えば取得できるペースなので、働きながらの合格も計画的に行えば独学でも十分可能です。
CBT試験(ネット試験)の導入
2020年より一部の簿記検定試験の級位でCBT試験の導入がされました。
これは従来のペーパー試験では統一試験日が決まっており、年に数回しか受験チャンスがなかったのですが、CBT試験導入に伴い月に数回受験機会があるまでにチャンスが増えました。
特に受験回数に制限はないので、仮にもう少しで不合格だったとしてもすぐに修正して再チャレンジすることができます。
独学が難しい理由としては不合格になった場合の知識の維持ができず、途中で挫折してしまうといったことがありました。
ですがCBT試験では、すぐに軌道修正し知識がベストな状態のまま受験することができます。
使用するテキストや教材
簿記3級に関しては様々な教材が出版されています。
独学で簿記3級を進めるための参考書選びのコツ
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簿記3級の試験攻略
ココからは簿記3級を効率よく攻略するにはどうすれば良いのか見ていきたいと思います。
STEP1:合格のカギは仕訳にあり
簿記の検定試験に共通する合格のカギになりますが、特に仕訳に関してしっかりとできれば点数がグッと上がっていきます。
仕訳の対策としてはシンプルで、ある程度の教材を一読した後に、問題に対して仕訳を切るページをずっと繰り返しやっていくといった形式です。
仕訳が切れればそれ以外は記入のルールに関して覚えたりするのみで、ほとんどの問題に関してやり直しがしっかりとできるようになります。
逆に仕訳をあまり覚えていない状態で、総合問題などの数字のみを答える問題などをやってしまうとできない部分が多くモチベーションが下がり続けるようなやり直しになってしまいます。
ですので、仕訳に関する解答を中心にまずは演習することでしっかりとした合格への土台を作ることができます。
簿記3級で参考にすべきyoutubeオススメ動画講義
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仕訳を理解するためのコツと効率の良い覚え方
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STEP2:総合問題になれよう
仕訳がだんだんとできるようになり、問題を見れば仕訳が切れるようになったら次は総合問題を仕上げていきましょう。
仕訳がある程度切れるようになってきたら総合問題へチャレンジしましょう。
総合問題は仕訳問題とは異なるように見えますが、結局は仕訳を切りその数字を集めていくという問題です。
ですので、仕訳が切れるようになれば総合問題が解けるようになってきます。
仕訳問題と総合問題をしっかりと仕上げることができれば他の問題については問題の傾向さえ慣れれば合格点を取ることができるようになります。
精算表がうまく解けない。解き方の手順とは?
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まとめ:資格を取得してどう活用するのかが大切
簿記3級を目指すにあたり一番大切なのは何に役立てるかという事です。
- 転職を有利にする為?
- 今の職場の知識としてさらなるキャリアアップを目指す為?
- 家計簿など家の将来のお金について学ぶ為?
様々な目的はありますが、簿記3級を取得しただけというのは非常にもったいないです。
取った後のことも考えながら簿記3級を取得する為の勉強について考えていきましょう。
今回は以上となります。読んで頂きありがとうございました。