この記事を見て頂いている人は、電卓検定で出題されている乗算・除算問題の構成比率の求め方について悩んでいるのではないでしょうか。
構成比率は実は覚えてしまえばカンタンですが、端数処理の注意事項などちょっと気を付けなければならない事が多いです。
今回は電卓検定の乗算・除算の構成比率の求め方についてご紹介します。
もくじ
構成比率の求め方
では具体的に構成比率の求め方について説明します。
今回は日本電卓検定で使用される乗算の形式を例に説明します。
(除算も同じ計算手順となります。)
※説明をわかりやすくする為、検定試験の問題数よりも少なくしています。
各解答に対する構成比率(⑤~⑦、⑫~⑭)の求め方
④及び⑪の小計に対するそれぞれの解答割合です。
例えば⑤の構成比率は
82,902 ÷ 462,132 = 0.17939・・・(17.94%) となるわけです。
小計に対する構成比率(⑯・⑰)の求め方
こちらは⑮の合計に対する解答割合を答えます。
⑯を例に計算すると
462,132 ÷ 904,488 = 0.5109・・・(51.09%) となります。
構成比率の計算を効率よく解答する為には?
「GTキー」「M(メモリー)キー」を活用する。
電卓の演算機能を活用するとスムーズに計算できるようになります。
「GT(グランドトータル)キー」や「M(メモリー)キー」について使い方を解説します。
※すでに知っている人はこちらの内容は飛ばしてください。
GT(グランドトータル)キー
GTキーとは「=」キーを押した数に関して一時的に記憶しているキーです。
例えば・・・
「1+1=2」と計算したとします。
そのまま「2」という表示が出たまま次の計算式を電卓に打ちます。
「3+4=7」
この後にGTボタンを押すと「9」という数字がでます。
これは=で出た数字の2と7を自動的に足しているという事で9とでます。
これがGT(グランドトータル)の機能です。
M(メモリー)キー
メモリー機能はGT機能よりも記憶に特化した機能です。
キーの種類として「M+」「M-」「MR」のボタンがあります。
ポイント
「M+」・・・表示されている数字を+表示で記憶しておくボタン
「M-」・・・表示されている数字を-表示で記憶しておくボタン
「MR」・・・メモリー機能に記憶されている数字を呼びだすボタン
使用例を見てみましょう。
「1+1=2」数字が2と表示されているのを確認し「M+」を押します。
「2+3=5」数字が5と表示されているのを確認し「M+」を押します。
この段階でメモリーの中では「2+5」となっているので「7」という数字が記憶されています。
さらに「2+2=4」数字が4と表示されているのを確認し「M―」を押します。
するとメモリーの中には「7-4」となっているので「3」という数字が記憶されています。
今までのこのメモリー内で集計した数字を呼びだしたい場合は「MR」ボタンを押してもらうと「3」という数字が出るというわけですね。
GRキーの大きな違いとしては「AC」を押してもそのまま数字は残ります。
実践編:構成比率を含めた効率の良い計算手順
では、実際に今までの内容を含めた計算手順について見ていきましょう。
計算のポイント
・問題番号の通りに色付けしたボタンを押していくと計算がスムーズにできます。
・途中で「AC(オールクリア)」などのボタンは押さずにそのまま計算してください。
検定試験の種目別についての練習法をもっと詳しく知りたい方は電卓上達のためのロードマップ(電卓選びから練習法まで徹底解説)も確認してみてください。
電卓をさらに早く打ちたい方向け:「電卓高速化メソッド」
構成比率だけでなく、全体の速度の底上げや正確性をもっと上げたいという方向けに電卓高速化メソッドを作成しました。
電卓ってどうやって早くなっていくのかよくわからない所がありませんか?
私も早くなる前は正直伸び悩んだ時期が何度もありました。
・電卓ってどうすれば効率よく早くなれるの?
・ずっと練習しているけど、なかなか早くならずこれでいいのかな?って思っている。
・指の使い方も自己流で早くなるためにはこのままでいいか迷っている
私も実は伸び悩んだ経験がありました。ましてや最初は中指一本で電卓を打っていました。
そんな中よくやっていたのは早い人をマネする事でした。
どうすれば早く打てるのか、早くなる人の特徴を観察しているとある共通項が見つかり、コツをつかんでからはグングンと点数が上がるようになりました。
今回は私が「始めに知っておきたかった」と思う電卓高速化メソッドについてギュッと凝縮したツールを作成しました。
こちらのツールはこんな人に見てほしいと思っています。
・電卓の早打ちを効率よく最短でマスターしたい方
・電卓検定を段位まで取得し、あなたのステイタスとして加えたい方
・電卓で伸び悩んでいて、伸び悩みを脱出するきっかけがほしい方
もし、上記のように考えている方は電卓の成長の手助けになると思うのでぜひ検討してもらえるとうれしいです。
まとめ:構成比率は電卓をうまく駆使して効率よく解こう
構成比率を覚えるだけではなく、「GTキー」や「M(メモリー)キー」を駆使して効率の良い計算をマスターしましょう。
手順を一度マスターすれば、検定練習でも点数がしっかりとれるようになりますよ。
今回は以上となります。